ガレージの階段~その1

先日施主様が雑誌を持ってきて、昨年螺旋階段を収めたガレージが雑誌に掲載されているのを教えてくださいました。

ZESTでつくった物が雑誌に掲載されるのはこれが始めてかもしれません。
(ZESTや鍛鉄については残念ながら触れられていませんが…)
階段制作のお話を頂いてから、まずやらなくてはいけないことは低い工房の天井を抜くことから。
元々ここは抜くことを予定していたので前もってこの下の床に大きな鉄板を敷いていました。工房リノベーション
当初は、センターポールの周りをぐるっとまわるよくあるシンプルな形状だったのですが
建築の申請や他の造作物との絡みで何度か変更がありその度に全部図面を書き直す作業がまず大変でした。
普段は大体手書きで十分なものがほとんどです。
しかし今回は形状が複雑なのでパソコンのCADで図面を描きました。
まだ勉強が足りてないのもあり結構苦労し、なおかつ階段の設計は正直初めてで0からのスタートだったので、
自分のレベルアップにとても良い機会を頂けたお仕事でした。

施主様にとって長年の夢だったガレージに、名前や実績の無い私を信じて挑戦させてくださったことに大変感謝しております!
運び入れる為にフレームは3分割で制作しました。
実際に一度工房で組み立てながらの制作。
揺れが心配で丈夫なゴツい鋼材を使ったのでとにかく重かった!

バラして塗装。
狭い工房にいっぱいでしたが順繰り塗ってなんとかなりました。
当時は軽トラで、搬入は一度で運べないので何度か往復。
(今はちょっと大きなトラックです。)
取り付けには現場で単管パイプを組み、吊って組み立てられるようにしました。
組み立て初日は一人では大変なのでマクラメ作家の友人に手伝ってもらいました。
彼は毎年世界を旅する写真家でもあり自らイベントを企画したりと、人の良い輪を創ってくれる人です。
沢山の良い出会いを彼からいただきました。(今度じっくり投稿したいと思います。)
組み立ては現場で溶接です。溶接機はお借りしました。
無事階段だけ組み上がった時はかなり嬉しかったなぁ。

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