クラシックカー仲間が集う
拘りのガレージ&バー(建設中)の
サインをということでご依頼がありました。
何点か大まかなデザインを提案させていただいた中
クラシックカーのホワイトウォールタイヤ(ラジアルタイヤ)を
鉄で作ってみる案で決まりました。
オーナー様にも気に入っていただけて
どうせならゴム(側面)の部分も鉄で作りましょうと
アイデアも出していただき
新しい挑戦をさせて頂けました。
タイヤ部分を作るにあたり
オーナー様が拘られたのは
クラシックカーに使われていた
ラジアルタイヤ特有の側面の溝でした。
それとちょっとだけ講釈。
タイヤのギザギザ模様を打ち付ける為の道具も
一から作ります。
真っ直ぐな平板を炉で熱し
模様を等間隔に深く打ち付け
少し膨らみを持たせ 平板の曲がりにくい方向に
正確な寸法になるよう仕上げています。
溝の打ち込みは一打一打失敗が許されないので
エアーハンマーを使わず全て手で打ち込みました。
4kgのハンマーを片手で振るい続けたので
久しぶりに手の皮がたくさん剥けました。
鍛鉄文字も平板から叩き作っていて
とても迫力があります。
ホワイトウォールの部分は
オーナー様が用意してくれて実物です。
気分によって他の色のものに付け替え出来ます。
ホワイトとはガラっと雰囲気が変わります。
周りが暗くなったら ライトオン。
『楽々』の文字が光ります。
完成したガレージに
設置されたところを見るのが楽しみです。