先日、小湊鉄道沿線が作品展示の会場となる
作品制作のお手伝いに行きました。
市原アートミックスは小湊鉄道各駅沿線が会場で
世界各地の力のあるアーティストが
各地域の特色を掴んだアートを展開します。
僕が今回お手伝いした展示場所は五井駅機関区。
鉄道の文字が（鐵）道なのがイカしてる
そこに展示してある３両のSL機関車を活かした作品で
アーティストはロシアのアレクサンドル・ポノマリョフさん。
(Questions of Evolution ー進化の問題ー)
というタイトルの作品だそうです。
制作作業は、曲げられたレールを
アセチレンガスを使った【溶断】でズバズバ切って、
合流するように並べていくものでした。
溶断は結構厚い鋼材でも簡単に切れます。
いつもは個人プレーがほとんどなのですが
この日は駅員の方や芸大予備校生、
市の職員の方など数人で作業を行い
久しぶりのワイワイとした現場感も楽しめた1日でした。
展示されていたかっこいいSLを
目の前でみれたことも興奮しましたが
更に興奮した場所が五井駅にはありました。
構内には以前車両の修理のために使われていた
国の有形文化財に登録されている鍛冶場があり
（機関庫なども登録されているそうです。）
実際に動く工作機械なども見せていただくことができました。
旋盤やボール盤など各機械機械は
一つの動力がシャフトとベルトで繋がれている
初めてみた面白い構造。
もっと暮らしを便利に、快適にと
情報のない時代に知恵を集めて
創意工夫していた足跡を目の前にすると
先駆者達に
「ダッセーことやるんじゃねーぞ！」
と言われるようで現代に生きる鍛冶屋として
身が締まる思いになります。
「さぁみんな、今日もいい仕事をしよう。」
りょ
【注意！】↓
